五臓と五悪(宣明五氣篇第二十三)
これも五行説の一つで、五臓に対して気象が影響を及ぼすことを表したものです。
五藏所惡.心惡熱.肺惡寒.肝惡風.脾惡濕.腎惡燥.是謂五惡
−心は熱を悪み、肺は寒を悪み、肝は風を悪み、脾 は湿を悪み、腎は燥を悪む− とあります。
つまり、 ・心の人は熱を嫌い、また暑さに弱い。
・肺の人は寒さを嫌い、寒さに弱い。(燥 もある)
・肝の人は風にあたるのを嫌い、風に弱い。
・脾の人は湿気を嫌い、湿気に弱い。
・腎の人は乾燥を嫌い、乾燥に弱い。(寒もある)
とそれぞれの対応を意味するわけです。 この五臓と五悪の関係は、例えば普段より、
あるいは他人より寒気が ひどくこたえるとき、まず、肺の病かどうかを考えるべきであり、
さらに、肺病のときには寒気をできるだけ避けなければならないことを 同時に教えています。
いずれにせよ、健康を保持するためには、気候の変化に順応すべきで あり、
逆らえば風、寒、暑、湿、燥が五臓に悪影響を及ぼし、病変の原因となるということです。
経絡治療
(宣明五氣篇第二十三)