ヒポクラテスの誓いとすずかけの樹


ヒポクラテスは古代ギリシャの人で「医の父」と呼ばれ現代もなお
医学に携わる者の心得として多くの大学で教えられてます
母校の九州歯科大学には昭和53年当時の学長がギリシャ、
コス島より持ち帰った巨大な石とスズカケの大木があります
この樹はヒポクラテスがスズカケの大樹のもとで多くの医学徒に
教えを説いたとされる由緒あるスズカケの樹の実から育てた
苗木を移植したものであります
 
 

ヒポクラテスの誓い(原文:小川鼎三訳)
『医神アポロン、アスクレピオス、ヒギエイア、パナケイアおよびすべての男神と女神に誓う、私の能力
と判断にしたがってこの誓いと約束を守ることを。この術を私に教えた人をわが親のごとく敬い、わが財を
分かって、その必要あるとき助ける。その子孫を私自身の兄弟のごとくみて、彼らが学ぶことを欲すれば
報酬なしにこの術を教える。そして書きものや講義その他あらゆる方法で私の持つ医術の知識をわが息
子、わが師の息子、また医の規則にもとずき約束と誓いで結ばれている弟子どもに分かち与え、それ以
外の誰にも与えない。
○私は能力と判断の限り患者に利益すると思う養生法をとり、悪くて有害と知る方法を決してとらない。
○頼まれても死に導くような薬を与えない。それを覚らせることもしない。同様に婦人を流産に導く道具を与えない。
○純粋と神聖をもってわが生涯を貫き、わが術を行う。
○結石を切りだすことは神かけてしない。それを業とするものに委せる。
○いかなる患家を訪れるときもそれはただ病者を利益するためであり、あらゆる勝手な戯れや堕落の行いを避ける。女と男、自由人と奴隷のちがいを考慮しない。
○医に関すると否とにかかわらず他人の生活について秘密を守る。
○この誓いを守りつづける限り、私は、いつも医術の実施を楽しみつつ生きてすべての人から尊敬されるであろう。もしこの誓いを破るな らばその反対の運命をたまわりたい。』