気血水 つづき血



血:血液のことで、その機能をも含めた概念と思われますが、血は気とともに全身をめぐり、各組織に栄養を与え、
血・水は気の働きによって生成と循環を繰り返します。血と水は陰に属し、合わせて陰液と呼ばれます。
血の異常には M(オ)血(ケツ)・血(ケッ)虚(キョ)などがあります。
M(オ)血(ケツ)とは、 漢方独特の病理概念で、停滞し変性した血液を意味します。歯科治療は小手術であり 
抜歯、抜髄、生活歯の形成、麻酔、インプラント等いずれもM(オ)血(ケツ)を生じさせています。手術の後
あるいは外傷の後M(オ)血(ケツ)を生じる場合が多いと思われます。虚には必ずM(オ)血(ケツ)、
血(ケッ)虚(キョ)があり、難病にはM(オ)血(ケツ)を兼ねることが多いので、治療に駆(ク)M(オ)血剤(ケツザイ)
(桂枝茯苓丸料、田七(デンシチ)人参(ニンジン))を併用してみると、抜歯後のドライソケット等術後不快症状や
インプラント治療に有効でした。
 血(ケッ)虚(キョ)とは、 血に本来有るべき正気が不足して正常に働くべき機能が衰えている病態とされます。
貧血、循環血液量の機能的減少、血液・免疫系の異常、交感神経と副交感神経の不調和などによって虚に陥った
ものを指し、症状としては顔色が悪く、皮膚につやがなく、眼精疲労、脱毛、睡眠障害などをともない、
治療には四物湯を用います。

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