漢方外用薬の代表的な軟膏「紫雲膏(しうんこう)」は江戸時代の外科医 華岡青洲によって 改良され、消炎、鎮痛、止血、殺菌、肉芽形成促進、清熱作用 かゆみを取る などの 作用があります 純粋な植物製剤で、化学薬品、添加物などは一切使わずに作っています 刺激もなく 安心して長くご使用いただけます 当院の手作りの薬です ステロイドは使用しないで下さい 紫雲膏が代わりの役をはたします 口内炎に良く効きます くちびるのかど 口角が切れたときも有効です 唾液でぬれている時はテッシュペーパーで拭って 少量(米粒大)塗って下さい くちびるが荒れたものにもよく効果があがってます 入れ歯がすれて痛いとき歯ぐきではなく入れ歯の内面、歯ぐきに接する面に少量塗って下さいすれる病気に卓効があります
紫雲膏は火傷(やけど)の妙薬です やけどになった時は素早く紫雲膏を傷口に塗ってください 患部が広い場合は 薬を塗りガーゼでカバーして、しっかりと包帯して下さい小さな傷口でしたら、薬を塗りバンドエイドなどで とめてやるのがよいでしょう するとやけどの痛みがみるみる楽になってきます 日焼けにもよいです 紫雲膏は肌荒れに良く用います 「ひび割れ 」には良く効きます 足の場合は入浴時に軽石を軽くかけてから 薄くすり込んで下さい 軽石は本当に軽くです 数日続けていただければ、きれいになります 後はひび割れが 起こりそうになれば早めに手当てしてください くちびるが荒れたものにもよく効果があがってます 近年主婦湿疹として、台所の洗剤に負けて手を荒らしている方を良く見かけますが、このときも薄くすり込むように 塗ってください 昼間は軟膏の紫雲膏は手にぬりにくいので就寝時には必ず塗ってください 寒い時期は手荒れの時期です 手足であればよく擦り込んで手袋や靴下をして寝るのも効果的です 紫雲膏の赤い成分が衣類に付くので用心して下さい この他の皮膚の荒れ、あせもにも良く使われます 肌荒れをおこされた際にお使いになる薬のファーストチョイスだと 思われます これは紫雲膏が皮下の血行を良くして新しい角質形成を増大させるためです 紫雲膏は床ずれ(褥瘡 ジョクソウ)に用いても効果があります。最近老人問題が盛んにマスコミを賑わしていますが、 その中でも看護される方が大変お困りの一つに寝たきり老人の床ずれ問題があります 病人は体を全然動かす事が ありませんから、床ずれを起こす場所は決まっています、ですから 時々病人の体を起こすときに、少し赤味がかかった 場所が見られたら、そこが床ずれを起こす場所です そこに紫雲膏を薄くすり込んで、ティッシュペーパーを2〜3枚当ててください 次の日にごらんになると赤味が なくなっています 温かい湯で蒸したタオルで拭いてあげます 時々注意して同じ場所が赤味を帯びたら同じように 手当てしてあげます そうすれば床ずれは起こさずに済むでしょう 万一床ずれを起こしてからでは患部に少したっぷりと薬を塗って、その上に油紙を当てます 紫雲膏が血行を促しますので膿が出てきます 膿を脱脂綿でふき取り、続けて同じ仕方で薬を塗ります 膿が出るのは死んだ細胞が膿となって出ているのですから、膿が出ることは治る過程にあることを示しているのです 決して悪化しているのではありません そのうちに膿が出なくなり薄皮が貼ってきます 後は上に申しましたように患部に注意して手当てをすれば、床ずれを起こさずに済みます 紫雲膏の薬理作用として血行を良くし、皮膚角質層の形成を促す作用が考えられ 他の薬効として、しみなどにもよく効果があります 他痔にも効果があります
紫雲膏はごま油と蜜蝋を加熱した中に当帰と紫根を入れ成分を抽出したものです こだわって作ってますごま油は国内で得られる厳選された良質の胡麻を、圧搾法のみで化学処理をせずに 搾った純粋ごま油です 溶剤抽出法でなく圧搾によって搾って得られた物なので トランス脂肪酸を含んでいません トランス脂肪酸とは、変形された脂肪酸で人体に善コレストロル(HDL)を減少 させる代わり悪コレストロル(LDL)を増加させ 心臓疾患、肥満、糖尿等成人病の発生要因を増加させる成分です。 2002年7月、米国医学学会(Institute of Medicine)発表
蜜蝋は直接養蜂家の所に出かけて今回は購入して来ました 蜜蝋は働きバチの腹部の 腹面に対を成して存在する蝋腺から分泌されたもので、主成分はパルミチン酸ミリシル。 巣を湯で煮溶かしたりして採取します。蜂の巣は外敵の進入を妨げるように抗菌物質が 練り込まれておりそれらを抽出したものがプロポリスと呼ばれています 養蜂家の蜜蝋は プロポリスの含有量が高くその他ローヤルゼリーや花粉の含有率も高く有効成分が 豊富に含まれています
『当帰』;北海道産大和当帰はセリ科の植物トウキの根で、筋肉や皮膚をよく潤し化膿している ハレものの排膿を早めて傷口をふさぐ働きがあり、末梢血管拡張作用、BおよびTリンパ球活性化作用、 抗腫瘍作用、内因性インターフェロン誘起作用などが明らかにされています
『紫根』;はムラサキ科の植物ムラサキの根で、紫色素 アセチルシコニン(C16H10O6)を含み、 解毒、解熱、殺菌の効果があり、肉芽の発生を促進し、皮膚真菌に対し、抗菌作用および殺菌作用、 抗炎症作用があります。